高齢者向け介護施設の七草粥
1月7日と言ったら…。
人日の節句で、毎年この日には必ず七草粥を
施設では、提供しております。
七草粥ってなんなん…。
って方でもわかりやすく説明致しますので、
どうぞ最後まで記事をご覧ください。
今日の記事を読んで学べること。
●七草粥の作り方
●施設給食で提供したお膳紹介
●おかゆのアレンジ方法
以上の内容をリアルな現場のプロが解説し、介護
食の初心者でも分かりやすく理解できる記事を作
成してお伝えします。

と、その前に…。
☆このサイトはこんな方にお勧めします。
〇ご高齢の両親に美味しいものを食べさせたい…。
〇介護食の初心者だけど勉強や情報収集の為に、興味がある方
…と、基本的には料理の初心者にむけた優しい
コンテンツを心がけて記事作成しておりますが、
若干専門的な表現もありますので、わからない
単語や表現については、コメント頂ければ
お答えいたします。

そして、当サイトを読み続けることで
得られるもの。
●介護食での自己スキルの向上に繋がり、自信の視野が広がります。
※超高齢者社会の真っただ中の日本にとって必要
な技術だと確信して皆様にお伝えします。そして
この技術はサスティナブルであり、今後世界が必
要とする技術で、日本の伝統となる和食が世界の
高齢者の、心と胃袋を満足させるのではない
でしょうか…。それでは本編をどうぞ。
七草粥についての基礎
では、まず七草についての基本をお伝えします。
読んで字のごとく7種類の草(薬味)が入った
お粥のことになります。
七草の内訳は…。
コチラになります。
1・せり
2・ナズナ
3・ゴギョウ
4・はこべら
5・ほとけのざ
6・スズナ
7・スズシロ

となります。
日本の野草はほとんどのものが食べられると言わ
れており、食の恵みが豊富な領土として、世界を
見ても大変貴重な土地だと、昔教わりました。
確かに、覚えきれないほどの野草ときのこが山の
中には生えてます。
七草の歴史。
昔の中国より伝わって来た文化との事です。
本来は、1月7日の朝に食べる料理で、
七日の未明七草ばやしを歌いながら、包丁で草
をたたいて御粥を作ったそうです。
私が昔調理師の先輩から聞いた話を、今回また
調べてみましたが…、その時教わったのが、
松の内(1月1日~1月7日)の最後の7日目が
人日(じんび)の日にあたり。
お正月に食べたご馳走で疲れた胃腸をいたわっ
たり、青菜の摂取不足しがちな冬場でも、栄養
補給と腸内の環境を整える目的があったようで
す。
そして、立身出世や無病息災の願いを込めて、
七草粥を食べるようになりました。
今回、私自身調べてみましたが、簡単に要約す
るなら上記で的は得ておりました。
※細かい所までは、今回は割愛致します…。
調理方法
ここでは、下処理の方法をお伝えいたします。
①買ってきた七草パックを取り出して、水洗いを
軽く行います。
②細かくカットしてさっと茹でます。
●1cmから2cm幅にカット。ヘタはカットする。
●茹でるのは、霜ふり程度にお湯に潜らせます。
灰汁となる苦味や菌を取る工程です。
せり・ナズナ・ゴギョウ・はこべら・
ほとけのざ、の5品
③スズナ・スズシロは、皮を薄く剥いてカット。
●薄くスライスする。
●一手間加えるなら天日干しを2日間程度すると
アミノ酸が出て旨味と甘味が加わります。
画像は蕪を傘増しでカットしてます。
以上の3点を下処理で行います。
施設給食で提供したお膳紹介
本来の七草粥は、7日の朝に食べる風習がありま
すが、施設では、デイサービスに来たお客様にも
召し上がって頂きたいので、お昼に提供し
ました。

主食→七草粥
副菜→茶碗蒸し・漬物盛り・なます・花豆
デザート→みかん
吸い物→そうめん汁(どんこが効いたお澄まし)
以上になります。
このメニューのポイントは、お粥をメインに前
に出るよう味付けをまとめ上げるのが、コツ。
全体的に薄味でダシの種類をたくさん使って、
お膳を楽しんでもらいます。
※タンパク質は、茶碗蒸しに鶏肉・海老・
すり身を加え、さりげなくバランスを
取ります…。
七草粥の作り方
調理工程については、別の記事で詳細を投稿して
おります。
↑をクリックしてリンク先でご覧ください。


60人前のお粥なので、大量です…。
おかゆのアレンジ方法
七草粥のアレンジ方法として、いくつか紹介致し
ます。
7項目だけ紹介してみます。
私ならこうする…の紹介です。
①卵でとじる
②鶏肉(ささみがおすすめ)を加えて煮込む
③胡麻油・すりごまを加えてみる
※ねり梅・ゆず胡椒・ゆず・味噌もありです
④茹でた豚肉(豚しゃぶ)をトッピング
※海老・ホタテ・あさり・淡白な魚もあり
⑤緑黄色野菜を加えて華やかな色味を出す
⑥クリーム・チーズを加えたリゾット風
⑦雑穀米のお粥で七草を加える
以上の7つなら、七草の良さを引き立てながら
アレンジする事が出来ると思います。
お粥と別皿で添えることをおすすめします。
まとめ
七草粥は、中国から入った文化メニューですが、
日本でも古くから定着して1月7日には、食べる
風習があります。
世代や文化を受け継いだ料理ですので、皆様も
ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
高齢者施設では、毎年の恒例食ですので、この
メニューはすんなり受け入れてもらえてます。
私も施設で提供するメニューとして、お粥が主
ってどうなる事やら…と思っていましたが、
今回提供したお膳のようにやってあげることで
ちゃんと受け入れてもらえました。
そして、今回この記事をまとめていて感じたのが
世界には、特に中華圏の高齢者にとってお粥の文
化が発展している理由が理解出来ました。
台湾のお粥は本当に美味しいです。
中華料理でもお粥を食べた記憶があります。
日本のシンプルなお粥と違い、良いダシが効いて
そのものだけでも食べて満足できます。
なので、高齢者にとってのお粥アレンジは、もっ
と発展できる可能性を秘めた料理だと思いまし
た。
以上になります。
あとがき
今回は、七草粥についてまとめてみました。
また来年も作るので、楽しみです。
ぜひ、来年は皆様も挑戦してみてください。
その際には、この記事を再度読み直して自分な
りのアレンジを試してください。
それでは、今回は以上になります。
最後までご覧いただき誠に
ありがとうございます。
また、次回の投稿も是非ご覧ください。
Ryoji



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